サンローラン/SAINT LAURENT トートバッグ

ブランドの創設デザイナーが初めてプレタポルテラインを発表する際に、オートクチュールの顧客が集うセリーヌ川の右岸ではなく若者文化の聖地である左岸にブティックを構え、若者をはじめ多くの人にファッションを楽しんでほしいとの願いを込めての試みでした。リヴ・ゴーシュとはセリーヌ側の左岸を表す言葉で、サン・ローランにとって特別な意味を持っています。本作は「RIVE GAUCHE（リヴ・ゴーシュ）」コレクションより、ナチュラルなコットンの風合いに上質なレザーの質感をプラスしたビッグサイズのトートバッグ。フロントにあしらったコントラストカラーのロゴプリントやステッチワークがアクセントに。3つのスナップボタンで開閉するコンパートメントには、インナーポケットを装備し1泊程度の旅行グッズを収納できる大容量です。サイドのスナップボタンで厚さが調節できるのも嬉しいポイント。散りばめられたブランドの世界観が、より洗練されたミニマルな雰囲気を演出しています。

【素材・風合い】
しっかりとした生地感のコットンツイルと程よい光沢感のレザーを使用しています。

【ブランド解説】
1966年、フランス領アルジェリア出身のファッションデザイナーであったイヴ・サンローラン氏が立ち上げた「SAINT LAURENT（サンローラン）」。若さと自由を標榜した彼のコレクションはファッションの近代化に多大な影響を与え、20世紀を代表する「モードの帝王」として君臨しました。2002年に彼が引退すると、メゾンは大きな転換を迎え、2012年にエディ・スリマンがクリエイティブディレクターに就任すると、数々の改革に着手。その後を引き継いだアンソニー・ヴァカレロ氏が率いる現在、ブルジョワ・ファッションへの回帰を謳いつつ創業者のレガシーにも再び立ち帰り、そこに21世紀の新たな反逆精神を加えたルックを提案しています。激動の中にありながらも、揺るぎなきモードの帝王の精神は時代を超えてなお不変です。